「中退共」と略して呼ばれることが多い中小企業退職金共済は、中小企業が設ける退職金制度のひとつです。
中退共では、企業が自ら退職引当金を社内に積み立てるのではなく、独立行政法人勤労者退職金共済機構（以下、「機構」といいます。）という外部の機関と退職金共済契約を締結し、機構に掛け金を納付することにより、従業員が退職したときに、機構から直接従業員に対して退職金が支払われる、多くのメリットを持つ仕組みです。
従業員一人あたり最大66,000円（1年間）が助成されます。
掛け金は、法人の場合は損金、個人事業の場合は必要経費として全額非課税になります。
従業員別の金銭的ニーズに応じた退職金の受取り方を選択できます。
機構から納付状況が知らされます。また、現在の退職金額も容易に分かります（中退共ホームページでも試算可）。
